最新の内視鏡システム完備

当院では人工知能（AI）を搭載した内視鏡システムを導入しており、AIがリアルタイムに病変の検出を行うことができます。AI技術を導入した画像認識機能により、従来の検査と比べてより高い精度で腫瘍性ポリープや大腸がんなどの病変部を検出することができます。

鎮静剤・鎮痛剤の使用で、眠ったままでの検査も可能

鎮静剤（静脈麻酔）にて眠ったまま検査を受けることも可能です。鎮静剤を用いた内視鏡検査の大きな目的は「不安」や「苦痛」の軽減です。大腸カメラ検査では腸の中に空気を入れるためお腹の張りや痛み、吐き気などで苦しんでしまう方もいらっしゃいますが、鎮静剤を使用することで、そのような症状が緩和できます。鎮静の程度を調整することも可能で、検査に対して不安や恐怖心が強い方は「ぐっすりと眠った状態」に、検査画面を一緒に見たいという方は「苦痛を取り除く程度の状態」に、というように患者様の状態やご希望に合わせて検査を行うことができます。

検査終了後は、鎮静剤の効果が切れるまでリカバリールームでしばらく休憩していただくため、安心してご帰宅できます（鎮静剤を使用した場合、自動車、バイク、自転車などの運転はできませんのでご注意ください）。

検査後の苦痛を軽減する炭酸ガス送気

当院では、検査中から検査終了後のお腹の張りによる苦痛を軽減するため、空気に比べて腸管内で速やかに吸収される（空気のおよそ200倍）炭酸ガスを用いて検査を行っています。これにより検査中からの苦痛を大幅に軽減することが可能となります。

※炭酸ガスは体内に吸収されても身体に害を及ぼすものではありません。

日帰り大腸ポリープ切除

前処置の工夫

大腸カメラ検査は、腸管洗浄液（下剤）によって腸内をきれいにする必要があります。この下剤による前処置が、大腸カメラは大変といわれる要因の一つにもなっています。当院では少しでも楽な環境、楽な方法で前処置を行っていただけるように工夫をしています。

• 下剤を飲まない検査の実施

  一般的に腸管洗浄は、検査当日に1～2リットルの下剤を服用していただく必要がありますが、当院では下剤を飲まない大腸カメラにも対応しています。下剤による前処置に不安がある方、下剤の味が苦手な方はお気軽にご相談ください。

• 下剤を服用していただく場合にも、半分程度で高い洗浄効果が得られる新しい下剤（モビプレップ）を採用しています。その分、飲む量に対する負担が軽減します。また、下剤を飲むことが苦手な方には、錠剤（ビジクリア）もあります（錠剤50錠、水またはお茶2リットルの内服が必要になります）。この他にも飲みやすく味を工夫した下剤などもあり、患者様一人ひとりに合わせて腸内洗浄液を選ぶことが可能です。
• 前処置の下剤を服用いただく場所につきましては、患者様のご希望や環境に合わせて、ご自宅でも、ご来院しての服用でも、どちらにも対応いたします。

軸保持短縮法・水浸法

当院では、腸管にとってストレスが少ない、腸を押さずそのままの形を維持しながら挿入する軸保持短縮法、膨満感を軽減するために空気ではなく水を注入し大腸を開いていく水浸法を組み合わせて検査を行っています。これにより検査時の苦痛を最小限に抑えることが期待できます。